職名 |
大学院 創薬医学 博士課程 |
卒業大学(年) |
京都大学医学部人間健康科学科/2016年卒業 |
学位 |
人間健康科学修士(京都大学)(2018年3月) |
専門分野 |
構造生物学、腫瘍生物学、分子生物学 |
資格 |
臨床検査技師 |
researchmap |
https://researchmap.jp/smngsk |
主たる職歴 |
2019年-現在 日本学術振興会特別研究員 (DC1) |
所属学会 |
日本血液学会、日本癌学会、日本蛋白質学会 |
研究内容
主にGタンパク質共役受容体(GPCR)の構造および機能解析を行っている。
GPCRは様々な細胞外からの刺激(神経伝達物質や脂質、ペプチドなど多岐にわたる)に応答して、細胞内に情報を伝達する膜タンパク質である。アゴニストが結合したGPCRは三量体Gタンパク質やアレスチンなどの細胞内シグナルタンパク質と共役し、それぞれのシグナルタンパク質特有のシグナル経路が活性化される。GPCRがどのGタンパク質やアレスチンと共役するかはアゴニストの種類により異なることが知られている(シグナリング・バイアス)が 、それらのアゴニストがどの様な構造変化によってシグナリング・バイアスを起こしているかは未だ明らかとなっていない。そこで我々はGPCRと各種アゴニストとの複合体のX線結晶構造解析、およびGPCRとシグナルタンパク質の複合体の超低温電子顕微鏡を用いた単粒子解析の手法によりシグナリング・バイアスの構造基盤を明らかにしようとしている。さらにはタンパク質の構造情報から新たなリガンドを創出することで、GPCRを標的とした創薬研究を加速させたい。
京都大学医学研究科分子細胞情報学講座(岩田研)との共同研究である。